【Sh2-108】
赤経:20h22m35s 赤緯:+40゚15' 15"
星座:はくちょう座
視直径:180'
他カタログNo.:IC1318
ニックネーム:バタフライ星雲(一部)
南中日時(@東京):6月3日03時,7月25日00時,9月7日21時 ※目安です。
[撮影日時/撮影地]
2023/07/16 22:30 / 静岡県伊東市
[撮影機材]
キヤノンEOS Ra+タカハシFSQ-85EDP+レデューサーCR0.73×,
F3.8,アイダスLPS-D3フィルター,タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
ペンシルボーグ+QHY5LⅡM+StellaShot2により恒星ガイド
[撮影条件]
ISO1600,露出5分×16コマ
[画像処理]
Digital Photo Professionalにて現像,
ステライメージ8,PhotoshopCS3にて処理,
[メモ]
はくちょう座を形作る大きな十字の星の並び(「北十字」とも呼ばれる)の真ん中の星である「サドル」の周辺に広がる散光星雲です。東側の最も濃い部分は形が蝶に似ていることから「バタフライ星雲」の愛称が付いています。西側はそれよりも淡いながら広がりは大きく、星雲全体の視直径はデータ上では180'となっており、実に満月6個分もの差渡しがあります。いわゆるHⅡ領域と呼ばれる輝線星雲であり、ヒトの眼では感じ難い波長で光っているため、残念ながら眼視観望では大口径望遠鏡を使っても星雲の色まで確認するのは困難で、どちらかと言うと写真撮影向きの天体と言えるでしょう。
[星図]
AstroArts社ステラナビゲータにて作成