Starlight Terrace

【注目の天文現象】 土星が観測好期

タイムマシンにお願い

五島プラネタリウム リーフレット No.238(1977年1月)

シリーズで紹介している五島プラネタリウムのリーフレットの第3弾は1977年1月配布のものです。 表紙(1ページ目)には外惑星の拡大写真が掲載されてます。写真の下に撮影データ等の表記が無いため撮影に使用された機材等の詳細が分かりませんが、どこかの天文…

【アーカイブ】皆既月食の撮影に初挑戦した日(1978/03/24)

昔の銀塩写真のデジタル化画像シリーズ第4弾です。 真冬は寒くて☆撮りには厳しい時期だったせいか、1977年12月の撮影後は3か月ほどブランクが続きました。で、3月下旬の春めいた時期に皆既月食が見られることを知り、喜び勇んでその初撮影に挑んだのでした。…

五島プラネタリウム リーフレット No.237(1976年12月)

シリーズで紹介している五島プラネタリウムのリーフレットの第2弾は1976年12月配布のものです。 表紙(1ページ目)の写真は米・カリフォルニア州にあるウィルソン山天文台に設置されているフッカー望遠鏡の巨大な姿を撮ったものでした。口径は100インチ(254cm)…

五島プラネタリウム リーフレット No.236(1976年11月)

このところ古い銀塩写真の画像を紹介してますが、それと時期が重なるネタをスタートします。 個人的に天体写真を撮り始めたのは1977年11月のことでしたが、その1年ほど前から毎月欠かさずに渋谷東急文化会館の天辺にあった天文博物館 五島プラネタリウムへ友…

【アーカイブ】オリオン座の日周運動を写した日(1977/12/10)

昔の銀塩写真のデジタル化画像シリーズ第3弾です。 天体写真撮影に使う白黒フィルムとして2本目に購入したのは富士写真フイルムのネオパンSSSってヤツで、感度はコダックTri-Xの半分となるASA200。それでも当時の一般向け国産フィルムとしては最高感度でした…

【アーカイブ】月のクローズアップ撮影に初挑戦した日(1977/11/23)

昔の銀塩写真のデジタル化画像の続きです。 天体写真初挑戦の日から4日後、20枚撮りのフィルムをまだ撮り切ってないということで、平日の夜ではありましたが、また星好きのクラスメイトが集まって続きの☆撮りを敢行。その夜のメインは友人の一人のお兄さんが…

【アーカイブ】天体写真初挑戦日の成果(1977/11/19)

ちょっとした断捨離の一環で、過去に撮った銀塩写真のネガを大量に処分し始めてるのですが、想い入れのある天体写真だけはデジタル化しようと思って、安価なフィルムデュプリケーターを入手し、ミラーレス一眼によるマクロ撮影で「なんちゃってデジタルリマ…

平成時代の☆撮りを振り返る

まもなく平成が終わります。そこで、個人的なレベルの話ですみませんが、平成時代の☆撮りを振り返り、お気に入り(自画自賛?)の天体画像・映像を7点ほど厳選して紹介します。 【皆既日食】 口径7.6cm屈折望遠鏡+銀塩一眼レフカメラ(ネガフィルム使用)で撮影…

1996年の大彗星

GAZOOコミュニティ特集へのブログ投稿でポイントをゲットできるっていうので、 「思い出の一枚」の方に記事をアップします。 ご紹介するメモリアルフォトは今から17年も前に撮ったものです↓ 1996年3月26日 群馬県志賀坂峠付近にて撮影 銀塩一眼レフカメラ+5…

古い雑誌で時間旅行(3)

間が空いてしまいましたが、天文雑誌の古~いバックナンバー話の続編です。 このシリーズの前回記事で最後に出てきた「80年代のスーパースター」というのは、 76年の周期でやってくる「ハレー彗星」なのでした。 有史以来、何度となく雄大な姿が観測されてき…

古い雑誌で時間旅行(2)

引き続き、雑誌「天文ガイド」の古~いバックナンバーの話です。 70年代の雑誌広告がとっても面白くて、ついつい時を忘れてガン見してしまいます。 有名企業の周到に作り込まれた広告もあれば、怪しいメーカーの駄菓子屋的な広告もあって、 まさに玉石混交っ…

古い雑誌で時間旅行(1)

fornax8が毎月購読している雑誌に「天文ガイド」というのがあります。 創刊は1965年7月というので、45年以上も続いていることになり、 現在刊行中の天文ファン向け月刊誌としては最古参です。 で、ウチに残存する最も古い号を探したら、コイツが出てきました…

あれからもう半年・・・

つい先日の6/6に金星の太陽面通過という現象がありましたね。 fornax8が住む東京都下は朝から生憎の曇り空で、観測はほとんど無理と思ってたんですが、 昼休みに僅かな青空が覗き、勤務先の天文同好会がセットアップした望遠鏡+太陽投影板で 間接的ではある…

2年前の・・・

2008年のこの日、こんな写真(↓)を撮ってました。 【カリフォルニア星雲に近づくホームズ彗星】 ニコンD70 + 80-200mmズームレンズ(200mm,F3.5) ISO800 総露出時間70分(7分×10コマ加算) 赤道儀架台使用(電動追尾) [山梨県小菅村にて2008年3月8日撮影] 以前に…

3年前に見えたスゴイ奴

また彗星ネタです。 近年の大彗星といえば、3年前の正月に見えたマックノート彗星を思い出します。 その彗星が発見されたのは2006年の8月上旬。 オーストラリアの某天文台でロバート・マックノート博士が見つけました。 発見時の明るさは約17等級とアマチュ…

思い出のスマイル・イン・ザ・スカイ

ちょうど1年前、夕刻にこんな光景が見えました(↓) 【微笑む空】 キヤノンEOS Kiss Digital X + 28-75mmズームレンズ(@28mm) 感度ISO100 F4 露出4秒 三脚使用 自宅ベランダにて2008年12月1日撮影 月の左上に金星と木星がうまい具合に並んで、笑顔のようなイ…

しし座流星群の思い出(5) [動画と写真で見る2001年の流星雨]

事前予想では大出現が持続することはなく、長くても20~30分ぐらいであろうと考えられ ていたのですが、2時過ぎから3時台の予想ピークを挟んで4時近くになってもハイレベルな 活動が続きます。それはこんな(↓)感じでした。 ※ほぼ中央が輻射点になり、放射状…

しし座流星群の思い出(4) [ついに日本上空で大出現! 2001年の流星雨]

ダスト・トレイル理論で一躍有名になったアッシャー博士は、1999年の暮れに某出版社が 行なったインタビューの中で、2001年にアジアで見えると予報した流星雨について、次の ように言い放ったそうです。 「私が計算で重大なミスをしていない限り、アジアで20…

しし座流星群の思い出(3) [新理論が話題になった2000年]

1999年にヨーロッパ~中東で流星雨が観測されたことから、次に流星雨が見られるのは 母彗星が再び戻ってくる32年後以降になるだろうと考えられました。 流星群においては、母彗星が撒き散らしたダストが大気圏に突入することで流星になる ということがよく知…

しし座流星群の思い出(2) [大本命とみられた1999年]

しし座流星群について過去の歴史を調べると面白いことが分かります。 書籍等を参考にして流星雨が観測された年号(西暦)を並べてみますと(↓) 1366, 1533, 1566, 1666, 1766, 1799, 1833, 1866, 1966 何か気付きませんでしょうか? そうです、年号の下2桁が33…

しし座流星群の思い出(1) [大火球が流れた1998年]

今年も「しし座流星群」の季節がやってきます。 しし座流星群と言えば、約33年ごとに流星雨を降らせることで有名ですね。 1966年にはアメリカで1時間あたり15万個という凄まじい数の流星が見られたそうです。 小~中学生の頃、図鑑や天文関連書籍等で、そう…

皆既日食!(3) 蔵出し動画編

1995年の東南アジア皆既日食の時に撮った映像ネタの続編です。 今回は動画で皆既食の全経過をご覧ください↓ 外側に広がった淡いコロナまで写す目的があったため、露出オーバー気味です。終盤にはダイヤモンドリングに備えてシャッタースピードを上げ、露出を…

皆既日食!(2)

黒い太陽を初めて見たのは14年も前のことですが、その時のことは鮮明に憶えてます。 ツアーの行先は、観光客などほとんど訪れることのないタイのナコンサワンという所。泊まったホテルの屋上を旅行会社が貸切状態にし、好条件の観測場所が提供された。当日、…