Starlight Terrace

【注目の天文現象】 土星が観測好期

今日の富士山(2025/09/25)

日の出直後に撮影し、西側だけに笠雲のある赤富士が捉えられました。

<今朝のアメダス最低気温>
八王子:17.6℃  富士山:3.8℃ 
 
トリプル台風(18,19,20号)が発生していますが、いずれも日本への直接的な影響は無い模様。そのうちの18号が台湾や香港に大洪水をもたらしたようです。19号は日本の遥か東の太平洋上で迷走していましたが、今後は進路が北東に定まって離れていくようです。20号はフィリピンの東の海上を西へ移動中で、大陸に向かうとの予想が出ており、とりあえず国内での災害リスクはほとんど無さそうです。
 

今日の富士山(2025/09/24)

今日も下方の雲が多いですが、山頂付近は割とスッキリ見えました。上方の雲は笠雲ではないようです。

<今朝のアメダス最低気温>
八王子:15.8℃  富士山:1.1℃ 
 
八王子アメダスの今朝の最低気温は15℃台となり、2日連続で今季最低記録を更新しました。湿度も低くなったせいか、のどの調子がよろしくないです。まだ暑い頃からインフルエンザが流行している所があるようなので、気を付けないといけませんね。
 

今日の富士山(2025/09/23)

上にも下にも雲があってサンドイッチ状態でした。

<今朝のアメダス最低気温>
八王子:16.8℃  富士山:1.3℃ 
 
八王子アメダスの今朝の最低気温は昨日より低下し、19日の17℃台を下回って今季最低を記録しました。彼岸ということで暑さも収まると思いきや、当地では金曜日の予想最高気温が32℃となっていて、まだ真夏日が現れそうな雰囲気です。昨年は10月に入っても30℃超の日が2日ほどあって、今年も似たような状況になる可能性も考えられるので、あと2週間ほどは暑さに注意した方が良さそうです。
 

今日の富士山(2025/09/22)

今朝は山頂付近がスッキリ見えて、白くなっていないことを確認できました。

<今朝のアメダス最低気温>
八王子:18.6℃  富士山:-3.0℃ 
 
八王子アメダスの今朝の最低気温は18℃台と低くなり、外はひんやりした空気に包まれていた感じです。昨年の記録を見ると9月に初めて20℃を下回ったのは23日でしたので、昨年比で1日早いです。一方、富士山アメダスの気温をチェックしたら昨夜21時以降はずーっと氷点下を記録しており、雨雲がかかれば雪になってもおかしくない状況でした。昨年の初冠雪はそれまでの最晩記録を更新する11/7でしたが、今年はどうなるでしょうか?
 

今日の富士山(2025/09/21)

4日ぶりに見えたのは、またしても笠雲のかかった姿でした。

<今朝のアメダス最低気温>
八王子:21.0℃  富士山:3.8℃ 
 
このところ降水のある日が続いたせいか急に涼しくなった感じで、実際に八王子アメダスにおける一昨日と昨日の最高気温は25℃未満でした。今日は朝から日差しがあって気温は31℃まで上がる見込みで、3日ぶりに真夏日となりそうです。ちなみに、富士山アメダスの気温は19日に今季初の氷点下を記録しましたが、降雪はなかったようです。今年はいつ初冠雪するか気になる時期に差し掛かってきました。
 

お世話になった天文書2-①

断捨離の一環でスキャナーで読み取ってpdf化している天文書紹介ネタの第2弾です。 
 
今回紹介するのは1980年出版の長谷川一郎編『写真で見る彗星』で、タイトル通り彗星の写真集になります。中身は1910年から1978年までに観測された主な彗星について、国内外で撮影された写真(何故かスケッチが1つだけありました)を数多く掲載しています。表紙はこんなのです。
 

 
モノクロなのが残念ですけど1976年春に出現したウエスト彗星の雄姿を捉えた写真が使われていました。この彗星は幅の広いダストテイルを伸ばし、その中にシンクロニックバンドと呼ばれる見事な筋状構造が見られ、20世紀最美のほうき星と言われるほどの姿になりました。個人的に天体観測に興味を持ち始める少し前の出現だったため残念ながら目撃しておらず、実際に見た人からの話を聞く度に羨ましく思ったものです。
さて、この本を開くと〝まえがき〟の前に1960年代と1970年代に明るく観測された彗星のカラー写真が載っていまして、その中の二つをピックアップしておきましょう。
 
一つ目は1970年の春に明るくなったベネット彗星です。
 

 
20世紀中で夜間に最も明るく(噂ではマイナス3等!)観測された彗星として知られています。55年前の大阪万博が始まった頃に見頃を迎えていたことになりますね。自分はまだ小学校低学年で星に興味を持つ遥か前でしたし、親は学が無くて自然科学には疎かったこともあり、残念ながらこれも見ていません。
 
二つ目は表紙にもモノクロ写真が採用されていたウエスト彗星です。
 

 
カラーでは白っぽいダストテイルと青っぽいイオンテイルがそれぞれ別な方向に伸びているのが分かります。 これぞ〝ほうき星〟って感じですね。
(つづく)
 

スワン彗星(C/2025 R2)を捉えた!(2025/09/18)

昨晩、西空が晴れそうな静岡県某所に出掛け、先週発見されたスワン彗星(C/2025 R2)を撮影してきました。
得られた画像がこちら。
 

【スワン彗星(C/2025 R2)2025/09/18 18時台】
 キヤノンEOS Ra+タカハシFSQ-85EDP+レデューサーCR0.73×,
 StarScapeフィルター使用,F3.8,ISO1600,1.6倍クロップ,
 総露出時間1分40秒(5秒×20コマ加算メトカーフコンポジット),
 タカハシEM-200Temma2M赤道儀にて恒星時追尾,
 ステライメージ10,Photoshop2025にて処理,
 静岡県某所にて
 
赤道儀にカメラを搭載したことで写野フレームが地平に対して水平になっておらず、雲が斜めに写っています。ド真ん中に薄緑色でぼんやりと写っているのがターゲットの彗星です。日没後に雲が多くなってしまって赤道儀の正確なセッティングができず、自動導入機能を使わずに撮影することになりましたが、火星(画像上で左上の輝星)を目印にして撮影したら首尾よく写野内に入ってくれました。肉眼では全く見えず、口径5cmの双眼鏡を使っても存在確認は不能でしたが、カメラの液晶モニターでは微かながら視認できました。さすがに像が小さいので等倍トリミングした上で少し強調処理を施してみると・・・
 

 
頭部コマが青緑色に染まっているのがハッキリ分かりました。イオンテイルが左下方に伸びているはずなんですけど判然としません。右寄りで一番明るく写っている恒星の明るさを調べたら6.59等でしたので、彗星の光度はそれと比べれば暗い印象です。ちなみに、信頼スジによると同日は光度6.9~7.3等の観測データが上がっていたようです。
 
それにしてもまだ薄明中の空にしか見えず、観望/撮影するにはバックが明る過ぎですね。とりあえず存在確認レベルのイメージは得られましたけど、やはり観測好期は来月に入ってからになりそうです。それまで消耗せずに健全な状態でいられるのかどうかという問題もありますが・・・